ふらい人書房からの新刊は『鱒虫釣人戯画』です。日本のフライフィッシング界の巨匠、佐藤成史が朝日新聞に連載したエッセイに、「サカナヘンノヒトタチ」を主催する魚好き、釣り好きのイラストレーター神谷利男が、どこかシュールな味わいのあるイラストを描き、読むだけではなく、見ても愉しめる本になりました。『鳥獣人物戯画』絵巻のようにページをめくるとそこには森があり、水があり、虫が魚が獣が人がいます。「フライを巻くと季節が動きだす」に始まり「フライを巻いて季節を待つ」に終わる釣り人ならではの季節感に溢れた文章とイラストで読者を川へ山へと誘う、数ある釣りの本のなかでも一際異彩を放つ魅力溢れる新刊です。全144ページ、オールカラー、ソフトカバー。
鱒虫釣人戯画(ますむしつりびとぎが)
¥3,278価格